二十四節気・雑節カレンダー — 立春から冬至まで、通過時刻つき
計算ツール
雑節
年を指定すると、その年の二十四節気と雑節の日付を一覧表示します。 節気は通過時刻(日本時間)も分単位で示します。
節気は「日付」ではなく「瞬間」で決まる
二十四節気は、太陽黄経を15度ずつ24等分したものです。 春分が0度、夏至が90度、秋分が180度、冬至が270度にあたります。
重要なのは、節気が「太陽黄経がその角度を通過した瞬間」で決まる点です。 日付そのものが決まっているわけではありません。その瞬間が属する日が、その節気の日になります。
地球の公転速度は一定ではない(近日点付近で速く、遠日点付近で遅い)ため、 節気の間隔は約14〜16日とばらつきます。冬の節気は間隔が短く、夏は長くなります。
だから年によって日付が変わる
1年は365日ちょうどではないため、通過の瞬間は毎年およそ6時間ずつ後ろへずれ、 うるう年でリセットされます。この積み重ねで、同じ節気でも日付が1日前後します。
もっとも知られているのが春分の日と秋分の日です。この2つは国民の祝日でもあるため、 日付の変動が話題になります。近年では春分が3月20日または21日、秋分が9月22日または23日です。
本ツールの計算精度について
本ツールは、太陽の見かけの黄経を計算して節気の瞬間を求めています。 計算精度は黄経で約0.01度、時間にしておよそ15分です。
この精度が問題になるのは、通過時刻が深夜0時のすぐ近くに来る年だけです。 0時の前後15分に入ると、わずかな誤差で日付が1日ずれる可能性があります。 本ツールはそうした節気に「境界に近い」と表示します。
公式データ146件で検証しました
計算が正しいことを確かめるため、内閣府が公表している春分の日・秋分の日を 正解データとして全数照合しました。1955年から2027年までの73年分、計146件です。
| 照合対象 | 春分の日・秋分の日(内閣府公表の確定値) |
|---|---|
| 期間 | 1955年〜2027年(73年間) |
| 照合件数 | 146件 |
| 結果 | 146件すべて一致 |
この期間には、通過時刻が0時から30分以内という際どい年が9回あります (1956年・1960年・1979年・1983年・1989年・1993年・2012年・2022年・2026年)。 これらもすべて公式値と一致しました。
ただし正式な日付は国立天文台が官報で公表する「暦要項」です。 本ツールは同じ定義にもとづく計算値であり、公式値そのものではありません。 儀礼や公的な手続きで正確な日付が必要な場合は、暦要項をご確認ください。
雑節も表示します
雑節は、節気を基準にして決まる暦日です。農作業や生活の目安として使われてきました。
| 雑節 | 決まり方 |
|---|---|
| 節分 | 立春の前日 |
| 彼岸 | 春分・秋分を中日とする各7日間 |
| 八十八夜 | 立春から88日目。霜の終わりの目安 |
| 入梅 | 太陽黄経80度 |
| 半夏生 | 太陽黄経100度。田植えを終える目安 |
| 土用 | 立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前18日間 |
| 二百十日 | 立春から210日目。台風の厄日とされた |
節分が「2月3日」で固定だと思われがちですが、立春の前日である以上、 立春が2月3日になる年は節分も2月2日になります。実際に2021年の節分は2月2日でした。 本ツールは立春から計算するため、こうした年も正しく表示します。
節気は季節の実感と1か月ずれます
「立春なのに寒い」「立秋なのに猛暑」と感じるのは自然なことです。 二十四節気は太陽の位置で機械的に決まるため、 気温の変化とは1か月ほどずれます。
気温は日射量の変化に遅れて追随します。夏至(6月下旬)が最も日が長い日ですが、 暑さのピークは7月下旬〜8月上旬です。同じように冬至(12月下旬)から 寒さのピークまでは1〜2か月あります。
また、二十四節気は中国の黄河流域の気候をもとに名付けられたものです。 日本の気候とは元々ずれがあります。
季節の挨拶に使われます
手紙の時候の挨拶は、節気を基準にすることが多くあります。
| 時期 | 挨拶 |
|---|---|
| 立春の前日まで | 寒中見舞い・厳寒の候 |
| 立春から | 余寒の候・立春とは名ばかりの |
| 小暑から立秋の前日 | 暑中見舞い |
| 立秋から | 残暑見舞い・残暑の候 |
暑中見舞いと残暑見舞いの切り替えが立秋である点は、 実務でよく使われます。詳しくはお中元・お歳暮の時期早見を ご覧ください。
節気の名前が示すもの
- 啓蟄(けいちつ) … 冬ごもりの虫が土から出てくるころ
- 清明(せいめい) … 万物が清らかで生き生きとするころ
- 芒種(ぼうしゅ) … 芒(のぎ)のある穀物の種をまくころ
- 処暑(しょしょ) … 暑さが収まるころ
- 白露(はくろ) … 草に白い露が結ぶころ
- 霜降(そうこう) … 霜が降りるころ
いずれも農作業の目安として使われてきました。 暦のうえで季節の進みを知る仕組みだったといえます。
七十二候について
二十四節気をさらに3つずつに分けたものが七十二候です。 1つの候はおよそ5日間で、より細かく季節の変化を表します。
「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」「桜始開(さくらはじめてひらく)」など、 自然の様子をそのまま名前にしたものが多く、日本で独自に改訂された経緯もあります。