月齢カレンダー — 新月・満月の日時を分単位で

計算ツール

年月を指定すると、日ごとの月齢と、その月の朔(新月)・上弦・望(満月)・下弦の 日時を表示します。時刻は日本時間です。

月齢とは何か

月齢0の朔(新月)から、約7.4の上弦、約14.8の望(満月)、約22.1の下弦を経て、約29.5で次の朔に戻る朔望月の推移を示した図
月齢14.8が必ず満月とは限らない

月齢は、朔(新月)の瞬間からの経過日数です。0が新月、約14.8で満月、 約29.5で次の新月に戻ります。この周期を朔望月といい、平均29.530589日です。

ここで注意が必要なのは、月齢14.8が必ずしも満月ではないことです。 月の公転軌道は楕円のため、朔から望までの実際の日数は約13.9日から約15.6日まで変動します。 「十五夜の月が満月とは限らない」といわれるのはこのためです。

本ツールは月齢と別に望(満月)の正確な日時も表示するので、両者のずれを確認できます。

月齢は「正午の値」で表示しています

月齢は刻々と変化するため、「その日の月齢」というときは基準時刻が必要です。 本ツールは慣用にならい各日の正午(日本時間)の値を表示しています。

暦や新聞によっては午前0時を基準にすることもあり、その場合は本ツールより約0.5小さい値になります。 どちらが正しいというものではなく、基準の違いです。

計算精度と検証結果

本ツールは月と太陽の黄経を計算し、その差(月相角)から月齢と朔弦望を求めています。

精度を確かめるため、国立天文台が公表している2026年の朔弦望と全数照合しました。

照合対象国立天文台「暦要項」令和8年(2026)朔弦望
照合件数50件(朔・上弦・望・下弦)
日付50件すべて一致
時刻の誤差最大6分/平均2.3分

同じ計算基盤で二十四節気も検証しており、そちらは日付24件すべて一致、時刻の誤差は最大14分でした。 月のほうが精度が高いのは、月相角が月と太陽の黄経の差であり、両者の誤差が部分的に相殺されるためです。

ただし正式な日時は国立天文台が公表する暦要項です。本ツールは計算値であり、 公式値そのものではありません。

月の呼び名

日本には月齢に応じた呼び名があります。月の出が毎日およそ50分ずつ遅くなることから、 「待つ」という言葉を含む名前が並びます。

月齢の目安呼び名由来
0新月(朔)月と太陽が同じ方向にあり見えない
約2三日月朔から3日目の細い月
約7上弦右半分が光る。弦(直線部分)が上を向いて沈む
約14十五夜・望満月。ほぼ日没とともに昇る
約16十六夜(いざよい)満月より出が遅く、ためらう(いざよう)ように見える
約17立待月立って待つうちに出る
約18居待月座って待つほど遅い
約19寝待月寝て待つほど遅い
約22下弦左半分が光る
約26有明月夜が明けても空に残る

中秋の名月について

「中秋の名月」は旧暦8月15日の月を指します。旧暦は月の満ち欠けにもとづく暦のため、 新暦では毎年日付が変わります。

そして前述のとおり、旧暦15日が満月とは限りません。 朔から望までの日数が変動するため、中秋の名月が満月の1〜2日前になる年もあります。

月の出は毎日およそ50分遅くなります

月は地球のまわりを約29.5日で一周するため、 1日あたり約12度ずつ東へ移動します。その分だけ月の出が遅れます。

この遅れがおよそ50分です。満月は日没ごろに昇りますが、 その翌日は日没の約50分後、その次の日はさらに50分後になります。

十六夜・立待月・居待月・寝待月といった呼び名は、 この「待つ時間が毎日長くなる」ことを表しています。

月齢と月の見え方

月齢見える時間帯方角
0(新月)見えません太陽と同じ方向
約7(上弦)夕方〜夜半日没時に南の空
約15(満月)日没〜日の出日没時に東から昇る
約22(下弦)夜半〜朝明け方に南の空

下弦以降の月は明け方に見えます。 「有明月」という呼び名は、夜が明けても空に残っていることに由来します。

スーパームーンとは

月の軌道は楕円のため、地球との距離が変わります。 近い位置で満月になると大きく見え、これが「スーパームーン」と呼ばれます。

ただしこれは天文学の正式な用語ではありません。 明確な定義がなく、報道によって基準が異なります。

最も近い満月と最も遠い満月では、見かけの直径が約14%、明るさが約30%違います。 ただし単独で見ても比較対象がないため、違いを実感するのは難しいとされます。

月食が起きる条件

月食は満月のときだけ起こります。地球の影に月が入る現象だからです。

それでも毎月は起きません。月の軌道が地球の公転面から約5度傾いているため、 多くの満月は地球の影を外れて通過します。影に入る位置関係になったときだけ月食になります。

同じ理由で、日食は新月のときだけ起こります。

旧暦の日付は月の満ち欠けそのものです

月齢を知っておくと、旧暦由来の行事がなぜその日なのかが分かります。 旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠けを基準にした暦で、次のように決まっていました。

  • 朔(新月)の瞬間を含む日が、その月の1日です
  • 以後、日付がそのまま月の満ち欠けの進み具合を表します
  • そのため15日ごろが満月になります

「十五夜」が満月を指すのは、旧暦15日が望に近いためです。 ただし朔から望までの日数は約13.9日から約15.6日まで変動するので、 旧暦15日が必ず満月になるわけではありません。 中秋の名月が満月と1〜2日ずれる年があるのはこのためです。

また旧暦の月は約29.5日なので、1年が約354日にしかなりません。 太陽の1年との差を埋めるために閏月を入れ、1年が13か月になる年がありました。 旧暦の日付を新暦に単純換算できないのは、この仕組みによるものです。

月の見え方は南半球で逆になります

上弦の月は、北半球では右半分が光って見えます。 これは太陽の位置に対して月がどこにあるかで決まるためです。

南半球では観測者の向きが上下逆になるため、同じ日の同じ月が左半分に見えます。 月齢の値そのものは世界中どこでも同じですが、見え方の向きは緯度によって変わります。

本ツールが表示する月相は、日本(北半球)から見た向きを前提にしています。

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情報の根拠